腸骨 腸を支える大切な骨

腸骨(ちょうこつ)という言葉は、耳慣れないものだと思います。腸に骨があるのかと思った人もいることでしょう。けれどこの腸骨、特別なものではありません。日常生活の中で、いつもさりげなく触れているものなのです。

骨盤という総称で、わたしたちは理解しています。下着をはくときや、ベルトをするときになにげなく触っている骨盤のでっぱり部分、腰骨とも呼ばれていますがそれが「腸骨」です。

腸骨の役割とは

蝶のような形をした骨盤、その中で羽の部分にあたる大きくて平たい骨が腸骨です。この腸骨があることによって、腸は腹腔内で安定した形で支えられているのです。さらに腸骨は、膀胱、生殖器など人にとって大切な臓器を守っています。

骨盤を形成するのは腸骨、恥骨(ちこつ)、坐骨(ざこつ)、仙骨(せんこつ)、この4つになります。4つの骨は固く固定されているのではなく、軟骨によりつながっていて、人の動きに合わせて開いたり内向きになったりしています。

骨盤のうち腸骨、恥骨、坐骨の3つの骨を合わせて寛骨(かんこつ)と呼びます。座骨によって、人は座ったときに安定するようになっているのです。骨盤から頭部に伸びる骨を腰椎(ようつい)といいますが、ヘルニアなどになると日常生活に支障がおこるほどの、大切な骨でもあります。

腸骨の動き

腸骨は動かそうとしなくても、自然に動いています。リラックスした状態では開き、緊張すると閉じるのです。

睡眠中などはリラックスしているので開いています。立って仕事をしているときは、自然と閉じてしまうのですが、意識して腸骨を動かしているわけではありません。自然とそうなっているのです。

この開閉のリズムが崩れると、内臓に影響が出てきます。開いている時間が必要なのに、ストレスや多忙などで緊張状態が続き、腸骨が閉じた状態が続くと、不眠症になったりするのです。また開いたままの状態が続くと、生理不順や冷え性になります。

腸骨の動きが悪くなるのは、加齢により筋力が落ちることも原因の1つですが、もっとも大きな原因となるのが骨盤全体の歪みです。骨盤矯正についてはご存じでしょうか。腸骨の働きを助けるためにも、骨盤の歪みを治す必要があります。

腸骨が開くと肥満や冷え性に

腸骨が開いたままだと肥満につながるといわれても、意味がよくわかりませんよね。肥満の原因は過食だけではありません。特別な大食いでない限り、食べたものが正常に消化され排出されていけば、肥満になるほど太ることはないのです。同じ食事をしていても太る人と太らない人がいますが、それは腸骨の開き具合が影響しているのかもしれません。

本来なら閉じたり開いたりする腸骨ですが、閉じる筋力が弱くなって開きっぱなしになったとします。すると腸を支えていた部分が弱くなり、下部にたまるような形になった腸は動きが悪くなって、余分な水分をためこむようになってしまうのです。

水分の多い腸は冷えます。これが冷えの原因です。さらに消化能力の低下が起こり、いつまでも腸内に食べ物のカスを抱えることになってしまいます。すると腸内のバランスが崩れ、悪玉菌が大量発生し、どんどん脂肪をためこむようになってしまうのです。

腸骨の開閉に役立っているのが腸腰筋です。骨盤を包み込むような形をした腸腰筋は、腹筋などで鍛えることが可能です。腸腰筋の力が足りないと、腸骨の開閉はいつまでも改善されません。1日10分程度でいいのですから、インナーマッスルを鍛える体操をぜひ習慣にしてください。

ずれた骨盤は矯正しよう

骨盤矯正という言葉は、よく聞くと思います。近年になって骨盤の歪みが、さまざまな病気の原因になるとわかってきました。けれど自覚症状もあまりなく、どんな感じで歪んでいるのかわかりにくいのが難点です。

骨盤が歪む原因の1つは、右手、左手、右足、左足、それぞれ1つを重点的に使うことによっておこります。重いバッグを、毎日右手で持っている。テニスラケットを左手で握り、毎日2時間の練習。こんな生活が続くときは、片方にばかり負荷がかかり、骨盤の歪みにつながるのです。

よく使うほうではなく、反対の手や足を積極的に使うことで、歪みの解消につながります。重い荷物は右手と左手で1日おきに持ち替えたり、テニス以外は右手を多く使うように心掛けるなどで、骨盤の歪みを予防できます。

高額な骨盤矯正の施術を受ける前に、ヨガや骨盤体操などで骨盤の矯正を試してみるのをおすすめします。

正常に働けるよう腸を助ける

まずインナーマッスルである腸腰筋をしっかり鍛えましょう。そして骨盤全体の歪みを治します。腸骨の開閉が元どおりになれば、腸の動きはよくなるのですから、体を動かすのをめんどうがらずに、ぜひ行ってください。

腸が再び活性化するために、積極的にラクトフェリンなどの腸活サプリメントをとりいれましょう。冷えによって消化不良になり、その結果増えた腸内の悪玉菌を減らすためです。便秘にならないように気を付け、野菜や乳酸菌を含む食物を積極的にとります。

腸骨の動きが悪い間は、冷えにも注意してください。かっこ悪いなどと思わずに腹巻きを着用したり、カイロで腹部を温めるのも有効です。

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