デキストリンの特性
炭水化物を更に分解すると、その主要成分は、
- ・食物繊維
- ・糖質
となりますが、この内の糖質をデキストリンといい、他方の食物繊維を難消化性デキストリンといい、全く対照的な二つのデキストリンとなるそうです。糖質であるデキストリンは時間をかけて体内でしっかり消化するのですが、他方の難消化性デキストリンは名前のとおり体内で消化しにくいという性質があるそうです。
- ・糖や脂肪の吸収が比較的早い
- ・ミネラルの吸収を阻害する
- ・内臓脂肪が付きやすい
という特性があるようです。ということは、ダイエットをしている人には特に、あまり歓迎されるべき成分ではないということが言えるかもしれません。内臓脂肪の増加という点では、過剰摂取をすると健康を乱す恐れがあるかもしれません。
★あわせて読もう!
↓
難消化性デキストリンとは
世の中デキストリンが多い
私たちの身の回りを見てみると、さまざまな食品の成分としてこのデキストリンを見ます。食べ物、飲み物、調味料などなど。
スーパーに行って食品の裏面を見てみると、デキストリンと記載されているものは多くあります。そのためかもしれませんが、よくデキストリンは食品添加物と思っている人がいます。
が、実はデキストリンは、分類としては、トウモロコシやジャガイモに含まれるデンプンが素となっているため、科学的に作られた物ではなく、あくまでも食物由来の成分ということですので、科学的な副作用、健康被害等の心配も少ないようです。
もちろん、過剰に摂取した場合は、糖や脂肪分の吸収が早かったり、ミネラルの吸収を阻害されるという面が副作用となって現れる可能性があるため、注意が必要です。