便秘が続くとインフルエンザにかかる?腸内環境と免疫力の関係を解説

インフルエンザにかかったら便秘がちになった、なんてことないですか?
インフルエンザになると、便秘がちになります。また、便秘が続くと、インフルエンザにかかりやすくなります。便秘とインフルエンザには、切っても切れない関係があるのです。

この記事では、インフルエンザのときに便秘になる理由、便秘を防ぐためにインフルエンザの時に食べたいもの、腸内環境と免疫力の関係等、インフルエンザと便秘に関する情報をご紹介します。

インフルエンザで便秘になる?

毎年猛威を振るうインフルエンザ。インフルエンザワクチンを打って予防していたとしても、どうしてもかかってしまうことがあります。病院に行ってお薬をもらい、熱が下がった後も感染防止のために学校や職場を休む必要があるなど、影響力の強い感染症の1つです。

インフルエンザの主な症状は、38度以上の高熱や、筋肉痛、倦怠感が代表的です。それ以外にも、インフルエンザの熱が下がった後に「便秘」に苦しむ方がいます。

【インフルエンザで便秘になる3つの理由】

インフルエンザで便秘になる理由は「水分不足」「腸の働きの低下」「治療薬の副作用」が挙げられます。

水分不足:
インフルエンザになると、急に高熱が出ます。脱水症状を防ぐためにたくさん水分を取ると思いますが、その分発汗します。水分量が少なくなると、身体は便から水分を取り出して、不足分を補おうとする働きがあります。その結果、便が固くなってしまい、排便が難しくなってしまうのです。

腸の働きの低下:
インフルエンザで体調を崩すと、胃腸の働きも悪くなってしまいます。食欲もなくなるので、便自体の総量が少なくなってしまい、スムーズに排出することができません。

治療薬の副作用:
インフルエンザや風邪の際に処方される薬の副作用で、便秘になる場合もあります。薬には、鼻水を止める成分や咳を鎮める成分が含まれています。これは辛い症状を改善してくれますが、それだけでなく消化器官の働きを抑える働きもあります(だから、鼻水や咳が止まります)。その結果、排泄に係る機能が低下して、便が固くなったり、便意が無くなるのです。

インフルエンザには複数の種類がありますが、その中でも「B型」に感染すると、便秘など消化器官の症状が出ることが多いです。B型は微熱が続くことも多く、知らずに感染を広げてしまうので注意が必要です。

便秘を防ぐため、インフルエンザの時は何を食べればいい?

インフルエンザにかかった時は、食欲も落ちてしまいます。少しでも食べられそうであれば、消化に良いものを食べるようにしましょう。消化に悪い食事(油ものなど)は、胃腸に負担がかかり、さらに便秘が悪化してしまうかもしれません。

消化によい食事の代表としては、おかゆやうどんがあります。ただ、これらだけでは炭水化物がメインになってしまうので、食物繊維が豊富な食材を、副菜やトッピングとして摂り入れると便秘になりにくいかもしれません。

ごぼう、キャベツ、大根、人参、しいたけ、しめじなど、具材たっぷりの煮込みうどんやおじやにすれば、しっかり栄養が摂れるので回復も早まるはずです。

また、栄養たっぷりの食事を食べるのと合わせて、水分補給を行うことも忘れてはなりません。

便秘の人は、インフルエンザになりやすい!

インフルエンザと便秘には、「インフルエンザが便秘を誘発する」だけでなく、「便秘がインフルエンザにかかりやすくする」という関係もあります。

体内に溜まった便は、おなら(ガス)を発生させます。ガスが溜まると、腸内細菌の「悪玉菌」が繁殖してしまいます。腸内には、体に良い働きをする「善玉菌」と悪い働きをする「悪玉菌」、どちらでもない「日和見菌」が存在しますが、悪玉菌の数が増えると腸内環境が悪化します。そうなると、体の免疫力が下がり、インフルエンザにかかりやすくなるのです。

異物を排除し、身体を守る免疫細胞の一種「リンパ球」は、その6割が腸に存在します。腸内は、健康な体を守るために重要な役割を果たしているのです。

インフルエンザにかかると、辛い思いをするだけでなく、子どもや高齢者は合併症を発症する可能性があります。ワクチンを打つ、日頃の生活習慣を見直す、手洗いうがいを徹底するなど、できる限りの予防策を講じてインフルエンザを防ぎましょう。

【便秘は、インフルエンザ以外にも体調不良を招く】

便秘の状態が続くと、インフルエンザだけでなくさまざまな体の不調を招いてしまいます。

免疫力が下がるので、インフルエンザ以外にも風邪や感染症にかかりやすくなります。また、頭痛、吐き気、食欲不振、不眠、口臭や体臭の悪化、肩こり、腰痛などさまざまな身体症状の引き金となります。

腸内環境を整えてインフルエンザの感染予防

インフルエンザを予防するために、ワクチンを打つ方も多いと思います。しかし、ワクチンを打っていてもインフルエンザにかかる可能性はゼロではありません。インフルエンザ以外の風邪を予防するためにも、免疫力をアップしてウイルスや菌に負けない体を作りましょう。

【乳酸菌の力で、腸内環境を整える】

免疫力をアップする方法の1つが、「腸内環境を整える」ことです。腸内環境=免疫力アップという考え方も一般的になっていて、免疫力を高める働きがある乳酸菌を含んだ製品も数多く登場しています。特に、「R-1乳酸菌」が含まれた商品が免疫力アップに有効として有名です。

2011年~2012年に、佐賀県有田町で「保育園・幼稚園児、小中学生と関係職員にR-1乳酸菌が含まれるヨーグルトを継続して摂取してもらう」という調査を行われました。その結果、他の地域に比べて、インフルエンザにかかった率・欠席率が低くなったのです。継続してR-1乳酸菌を摂り入れることでインフルエンザにかかりにくくなったということが証明されました。インフルエンザ予防の1つとして、日々の生活に取り入れたいですね。

R-1乳酸菌に限らず、ヨーグルトなどの乳製品・発酵食品を摂り入れると、腸内環境が整います。ヨーグルトを食べる場合は、1種類だけでなく、複数の種類のヨーグルトを食べると、さまざまな善玉菌を摂り入れられるので便秘解消も期待できます(ヨーグルトによって、含まれている菌の種類が異なるため)。

【食生活を見直して、腸内環境を整える】

腸内環境を整えるには、食生活を見直すことが欠かせません。

まず、「食物繊維」を積極的に摂取するようにしましょう。食物繊維は、便のかさをまして腸を刺激し、排便を促してくれます。「水溶性の食物繊維」と「不溶性の食物繊維」の2つがあるので、食物繊維をバランスよく摂取するようにしましょう。水溶性食物繊維は、果物(特にリンゴやバナナなど)、きのこ類、海藻類に、不溶性食物繊維は、豆類、野菜(ごぼうやブロッコリー)、芋類に豊富に含まれています。

また、ミネラルも積極的に摂取しましょう。ミネラルは、体を温める働きをしてくれる栄養素です。

毎日規則正しく、栄養バランスの整った食事を心がけ、腸内環境を整えて免疫力をアップさせましょう。牛肉・牡蠣・しじみ(亜鉛が豊富)、パセリ・アボカド・ほうれん草・納豆・イモ類(カリウムが豊富)、ナッツ(マグネシウムが豊富)、レバー・ひじき(鉄が豊富)などがミネラル豊富な食材の代表例ですから、食卓に取り入れてください。

便秘改善・免疫力アップにはラクトフェリンがオススメ

免疫力をアップし、インフルエンザにかかりにくい身体にするためには、サプリメントを活用するのも有効です。特にオススメなのが、「ラクトフェリン」です。

ラクトフェリンは、哺乳類の母乳に含まれているタンパク質の一種。赤ちゃんが生後半年くらいまで病気にかかりにくいのも、お母さんの母乳に含まれるラクトフェリンのおかげです。この成分を摂り入れると、免疫力が高まることが期待できます。

また、ラクトフェリンには善玉菌を増やす働きもあるので、腸内細菌のバランスを整える整腸作用もあるのです。

まさに、インフルエンザ予防・便秘対策にはうってつけのサプリメントです。健康な生活をおくるために、サプリメントの力も上手に活用しましょう。

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