腸のツボは腸活の手助けになる東洋医学の知恵

人の体にはツボというものがあることをご存じですか?目にすることはできませんが、指先で触れるとほんの小さなしこりのようなものが感じられます。それがツボで、強く押すととんでもない痛みを感じる場合もあります。

西洋で発達した医学は、血液やリンパの流れを発見しました。東洋、主に中国で発達した東洋医学では、この血液やリンパの流れを気の流れとして捉えています。流れの中に気の集中する場所があり、そこをツボと呼び刺激を与え、全身の気の巡りをよくすることが健康につながると考えたのです。

では腸の活動を助けてくれるのは、どのようなツボなのでしょうか。

便秘に効くツボ

便秘に効くツボといっても、1つではありません。体のいたるところに、便秘に効くツボが存在しているのです。

ではそれらを全部刺激すれば、排便が1度にうながされ、便秘は解消されるのでしょうか。下剤とは違うので、ツボ刺激だけでいきなり便秘が解消されるということはありません

便秘のツボを刺激することによって、脳はそろそろ排便したほうがいいだろうという連絡を受けます。それが何度か繰り返されると、排便につながるのですが、腸活をしっかりやっておいてだしやすい便の状態にしておくことが大切です。

ツボ刺激を自分でおこなう場合、痛すぎるほどぐりぐりやる必要はありません。ツボの位置がわかったら、親指をめり込ませるような感じで押します。馴れるまでは3回ほどでいいでしょう。

手が届かない背中のツボなどは、寝転がったり、椅子の背にもたれたりした状態で、間にテニスボールを挟んで刺激を与えます。また市販のマッサージ器などで、短時間集中的に刺激を与えるのも効果があります。

○大腸兪(だいちょうゆ)

腸全体を整えるツボで、下痢や便秘に効果があります。背骨に沿って上から下に向かって親指で押していきます。骨盤にたどり着いたら、ベルトラインを軽く押してみます。少し痛むポイントが左右同じような場所にあったら、それが大腸兪のツボです。

親指をめりこませるような感じで押していきます。このとき、腹式呼吸で息は吐き出している状態にしてやりましょう。

○大巨(だいこ)

便秘によく効くツボです。腸マッサージで施術されるときも、便秘の人にはこのツボがよく押されています。

手をお腹に当て、おへそから下に指三本分のところを計ります。そこから今度は指を縦に当てて、左右それぞれ指二本分の位置にツボを探します。

ツボが見つかったらゆっくり腹式の深呼吸をして、吐き出すときにツボを中指と人差し指の先で押します。3回ほどやれば十分です。便秘がちの人は、毎日、時間を決めてツボ押しをするといいでしょう。

自分で腸マッサージをするときも、忘れずにこの大巨のツボを刺激しましょう。便秘や下痢だけでなく、婦人科系の病気や糖尿病などにも効果があるといわれています。

○間使(かんし)

手にあるツボなので、すぐにツボ押しができるのが便利です。テレビを観ながらとか、リラックスした状態でやってみてください。

手のひらを自分の方に向け、反対の手で手首の横じわから指4本分を当てて、ツボの場所を探します。真ん中あたりに少しこりっとした場所があると思いますが、そこを親指でゆっくりと刺激します。

左右、どちらの手も同じようにやってください。時間は長くても3分ていどで十分です。

下痢に効くツボ

トイレにいけない状況で急な便意を催して、困った経験があると思います。そんなときに効くツボがあります。ツボ刺激でとりあえず抑えたら、すぐにトイレにいって排便しましょう。だしてしまいたいという体の欲求があるのですから、溜めていていいものではありません。

○梁丘(りょうきゅう)

椅子に座ったまま押せるツボなので、電車やバスに乗っているときにもできるのがいいです。効果は個人差があると思いますが、これでピンチを乗り切ったという人もいます。

大腿骨の外側で、膝から2センチから3センチ上にあります。拳を作り、小指の関節のところでぐりぐりと押してみてください。便意が落ち着くまでやっていてもだいじょうぶですが、できるだけ早くトイレには行きましょう。

○裏内庭(うらないてい)

足裏にあるツボです。人目のあるところではツボ押しが難しいかもしれませんが、そんなときは靴を脱いで、親指の先くらいの硬いものをツボ部分にあたるようにして、ぎゅっと押しつけるといいでしょう。簡易式のお灸を当てても効果があります。

足裏の人差し指の付け根から、少しだけ中指寄りのところにあります。

○腹瀉点(ふくしゃてん)

下痢の痛みを緩和してくれるツボです。手にあるツボなので、どこでもツボ押しをすることができます。

手の甲を上にして、中指と薬指の間にある骨を触ってみてください。骨が交わる部分がわかりますでしょうか。そこにあるくぼみがツボです。親指と人差し指で手を挟んで、親指でツボ押しをします。左右、どちらもやるといいでしょう。

腸のツボまとめ

腸とは全然関係ない場所を刺激することで、便秘や下痢が解消されるのですから、人間の体は本当に不思議です。

ただどんなにツボ押し効果があるとしても、腸が悪玉菌だらけで、不健康な状態では意味がありません。外側からの刺激だけでなく、内側からも常に腸によい刺激を与えておくべきです。

善玉菌が活発に働けるように、ラクトフェリンなどのサプリメントを補給して、健康な腸を維持するようにしましょう。ツボ押しは、あくまでも緊急事態の対策として利用するだけにしたいものです。

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