腸下垂はむくみやぽっこりお腹が原因

胃下垂という病気はよく知られています。胃が定位置からずっと下がってしまう、日本人に比較的多い病気です。けれど胃だけでなく、腸も下がるのだということはあまり知られていないようです。

ダイエットしているのに痩せない。むくみがひどく、お腹もぽっこりとでている。そんな人は腸が下がっているのかもしれません。

腸下垂の症状

・むくんでいる
・便秘が続いている
・冷え性
・消化不良が続いている
・ゲップやおならがよくでる
・寝ても疲れがとれない
・下腹がでてきた

これらの症状があったら、腸下垂が疑われます。腸だけでなく、胃下垂も同時に発症している可能性があります。消化器を下から支えているのは骨盤ですが、その骨盤近くまで胃が下がってしまうこともあるのです。そうなると自然と腸も押し出され、より下方に下がっていくことになります。

胃や腸は体の中で浮かんでいるわけではありません。筋肉や筋膜に支えられて、ハンモックに吊されたような状態で体内に収まっています。ハンモックの紐が伸びてしまって、地面に体が近づいてしまった状態を想像してみてください。胃下垂や腸下垂は、支えてくれる紐役の筋肉が、力を失ったために起こるのです。

本来なら骨盤は、人が立ったり座ったりするのに合わせて、開いたり閉じたりと角度を微妙に変えています。そうすることによって、下がっていた腸もまた上に引き上げられるのですが、骨盤を動かす筋肉も弱ってしまうと、腸はだらっと骨盤の底にたまるような形になってしまいます。

そうなると蠕動は鈍り、水分の排出もうまくいかなくなって腸がむくみます。余分な水分が冷えを招き、全身に冷えの症状がでます。

むくんで落下した腸は、消化能力が鈍っていき、その結果悪玉菌がどんどん腸内に増えていきます。消化不良のガスが発生して、いやなゲップやオナラがでるようになるでしょう。下痢か便秘が常に起こるようになります。

悪玉菌が増えることによって、腸内の抗菌作用は低下していきます。そうなると自然治癒能力が低下していくのでいつも疲れやすくなり、すぐに風邪をひくようにもなります。

腸下垂の原因

○加齢によるもの

内臓を支える筋力も、加齢によって衰えます。若々しい体作りのために日々運動など継続していけば、衰えを予防できるでしょう。

○運動不足

若くても運動不足の状態が続けば、筋力は低下します。一日中デスクのパソコンの前にいて、背中を曲げての作業は腸下垂の原因になります。

○極端なダイエットによって、必要な脂肪や筋肉がない

若い女性に多いのですが、極端なダイエットの結果痩せることはできます。けれどお腹だけが、ぽっこりでているという状態になっています。でているのは下垂した腸です。腸を支える筋肉や、腸を包み込む脂肪層まで減ってしまって、腸を支えられなくなっているのです。

腸下垂を防ぐには

○インナーマッスルを鍛える

一番いい方法は、体の深奥にある筋肉、インナーマッスルを鍛えることです。運動嫌いだからやりたくないと思われるなら、動作の穏やかなヨガから始めてもいいでしょう。激しい運動をすることはありません。大切なのは毎日続けることです。簡単な腹筋の鍛え方を調べて、ご自分に一番合うものを毎日おこなってください。

高齢のかたでしたら、気功や散歩でも効果はあります。姿勢を正しくしておこなうことによって、下がっていた内臓が上に引き上げられる効果があるのです。

○骨盤矯正を受ける

骨盤矯正の体操などもありますので、ご自分でやるのが一番いい方法です。やり方がよくわからないようでしたら、1度骨盤矯正の施術をおこなっている整体院などを訪れ、施術してもらうのもいいでしょう。

骨盤は歪みによって、開閉がうまくいかなくなっていることがあります。左右対称の状態に戻ると正常に動くようになり、腸下垂がよくなることもあります。

○腸もみマッサージで腸を引き上げる

便秘が続くようでしたら、腸もみをするのもいいでしょう。上に引き上げるような気持ちでマッサージします。腸下垂で滞っている水分の流れをよくして、冷えを解消するのにも腸もみマッサージは有効です。

○寝る直前の食事は避ける

寝ている間も消化器は働いています。だからといって眠る直前に、毎回食事をするのはよくありません。胃も腸も、あなたが横たわって眠っている間に、いつもと同じように消化作業をしなければいけないのです。それがストレスになって、筋膜や筋肉が衰えます。

腸下垂のまとめ

ラクトフェリンなどのサプリメントで腸内環境を整えていても、腸を支える筋肉や筋膜の力を増やすことは難しいのです。せっかく中から腸をよくしようと思っても、その腸が弱って下がっていては、効果が生かせません。

ダイエットのために苦しい食事制限をしても、お腹だけがぽっこりとでたままでは、どんなに体重が減っても達成感が得られませんよね。

腸下垂を防ぐのに難しいことは必要ありません。腹部の筋肉を鍛える簡単な体操を毎日やって、腸の動きをうながすマッサージなどすればいいだけです。

効果がでるまで少し時間がかかるでしょうが、その間も腸を整えるラクトフェリンなどは続けてください。そうしないと悪玉菌がますます増えていってしまいます。

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