腸マッサージの刺激で腸を動かす

手当という言葉は、人が病んだ部分に手を当てることで、治療効果があることからきています。たしかにお腹が痛くなると、思わず両手で押さえてしまいますし、頭痛がすると頭部を軽くこすったりもします。

外から腸をマッサージすることで、便秘の解消につながるといいますが、はたして本当に効果はあるのでしょうか。その他にどんな効果があるのか調べていきます。

腸の動き蠕動(ぜんどう)とは

心臓は指示がなくても一日中動いています。それと同じように、腸も内容物を送り出す蠕動という動きを一日中しているのです。蠕動が弱まってしまうと、内容物はどんどん腸内で腐敗していきます。すると悪玉菌が増えて、病気につながってしまうのです。

ではどうして蠕動は弱くなるのでしょうか。原因の1つは加齢や不規則な生活により、腸を支える腹筋の力が弱まった場合です。

もう1つは自律神経の乱れです。自律神経というのは、自分の意志とは関係なく内臓を働かせてくれるものですが、それが乱れると蠕動も鈍りがちになります。自律神経が乱れる原因はストレスなので、生活の中でストレスを解消していく方法を見つけましょう。

腸のマッサージで蠕動を助ける

食事をすると人間の体は蠕動を開始します。胃にたまった内容物に消化液がくわえられ、少しずつ小腸へと送り出されていくのです。小腸は内容物の栄養を吸収しながら、大腸へと送り出します。この間、腸は盛んに蠕動を行っているのです。

小腸から大腸へと送り出された内容物は、栄養や水分を吸収されて排泄物になります。大腸は蠕動の最終地点である直腸に排泄物を押し出し、排泄をうながすのですが、その手前で動きが鈍くなってしまうと便秘になります。

頭でどう蠕動をうながすように指示を出しても、残念ながら思うようにはいきません。そんなときに効果があるのが、腸のマッサージ、いわゆる腸もみです。

腸もみを行ってくれる整体師とかマッサージ師もいますが、自分でやっても十分な効果が得られます。自分で便秘だと思うほど便通がなかったら、早速試してみるといいでしょう。

簡単な腸マッサージ

○のの字マッサージ

まずはリラックスしましょう。1日に5分でもいいですから、完全にリラックスした状態があると体にはいいものです。よりリラックスできるように、横になってマッサージをすることをおすすめします。

腹式の深呼吸を、ゆっくりと何度かします。ヨガなどのリラックス方でも、この腹式呼吸は基本になっているのですが、これだけ何度か繰り返してもインナーマッスルは鍛えられるのです。

落ち着いたらおへそを中心にして、のの字を書くようにマッサージしていきます。指先は揃え、気持ち力を込めた感じで、ゆっくりと回していきます。

指先で触れても、内容物の位置など最初はよくわかりません。イメージとして腸を引っ張りあげ、もみおろすようにすすめてみてください。そのうちに硬いものを指先に感じると思います。それが重度の便秘の原因となる、固まってきた便です。

腸のマッサージが初めてなら、これだけでも腸はびっくりしてしまいます。内容物が蠕動なしで移動していきますから、つられて腸も蠕動を活性化させていきます。

気持ちがいい程度でやめておきます。便秘解消のためにと長時間やると、後から痛みを感じることがありますから注意しましょう。1度に長時間やるより、毎日定期的にやるほうが効果はあります。

○出口付近のマッサージ

大腸は小腸を四角く取り囲むような形になっていますが、左側の下の角がもっとも便のたまりやすい場所です。その場所は、少し力を入れてもみましょう。頑固な便秘の人は、ここに硬くなった便がたまっていて、次のものが送られてきても出せなくなってしまうのです。

お腹の皮下脂肪は、人それぞれ厚みが違います。太っていて脂肪が厚い人と、お腹の皮膚が薄い人とでは、同じようにマッサージしても痛みかたが違うのです。

皮下脂肪のある人は、指先に少し力を込めてリズミカルにやるといいでしょう。痩せ形の人は、よりはっきりと便の位置がわかると思いますから、そこを中心に指先でもみほぐすようにすると効果的です。

マッサージは非常手段

いつも決まった便通があるなら、マッサージなど必要ありません。理想はそうなのですが、やはりいろいろと体調不良が重なり、便秘になってしまうことはあると思います。

日常的な便秘対策としては、以下のものがあげられます。

・食物繊維の多い食べ物をとる
・水分をたっぷりとる
・乳酸菌・ビフィズス菌を含む発酵食品をとる
・運動をする(特にインナーマッスルを鍛えるヨガなど)
・ストレスはためない
・ラクトフェリンなどのサプリメントで、腸を活性化させる

これらを実行していても、便秘になってしまうようでしたら、積極的に腸マッサージを取り入れてみましょう。

下剤という方法もありますが、下剤は長期間服用すると耐性ができてしまい、どんどん量が増えてしまい危険です。それより自然な排泄をうながすマッサージのほうが、体全体のことを考えてもよい選択だと思います。

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