下腹部がゴロゴロする、気持ちの悪いあの感覚・・・。
苦しいような気持ちの悪い不快感、とても嫌なものですよね。
胃や腸から音がするのは腹鳴(ふくめい)といいます。体の中を空気がとおるときに発する音で、よくあるものです。空腹時に胃が鳴ったり、腸がゴロゴロいったりします。
この腸のゴロゴロは腸内環境が整うと緩和されるようです。
こちらの記事では、その理由や疑われる病気、原因などを探ってみました。
詳しく解説します。
腸がゴロゴロいったら気をつける病気
○過敏性腸症候群
下痢や便秘を繰り返す病気です。下痢だけ、便秘だけ、混合型とありますが、この病気のときも腸の蠕動運動がうまくいかず、空気が移動するゴロゴロとした音が聞こえます。
ストレスが原因といわれますが、なかなか治らないときには病院での診察をおすすめします。似た症状のでる潰瘍姓大腸炎や腸内ポリープ、大腸ガンなども疑われますから、気になるようでしたら早めに受診したほうがいいでしょう。
○呑気症
食事のときに空気まで大量に呑み込んでしまい、そのせいで腸内にガスが充満している状態になります。空気が移動するときにゴロゴロと音がするのです。腸内環境を整えて、ガスの排泄をうながしていけば治ります。
○自律神経失調症
大切な会議の場などで、ここでお腹が鳴ったら大変と緊張したことはありませんか?そうした緊張状態が続くと胃や腸は勝手な動きをしはじめて、鳴らないはずなのに音をさせてしまいます。
人前にでるなど緊張する場面が想定されるなら、まずはリラックスしましょう。背筋を伸ばして腹式呼吸をゆっくりするだけで、腸内のゴロゴロが収まります。
ゴロゴロは腸内環境が整えば治る
自立神経を調整する役割は腸にもあるのです。腸内環境が整うと、自律神経も正常に働き出します。するとお腹のゴロゴロは減っていくでしょう。
乳酸菌やビフィズス菌は食事からとれますが、抗菌作用があり免疫力増進に役立つラクトフェリンは食物からとるのは難しいものです。ヨーグルトでとろうとしたら1キロぐらい、チーズですと8センチぐらいの丸いもの1個、100グラム以上が必要です。さらに酸にも弱く、なかなか腸まで到達してくれません。
そんなに毎食食べるのは無理ですから、サプリメントで補いましょう。ラクトフェリンは母乳にも含まれている成分で、整腸作用だけでなく脂肪の吸収も防ぎます。未消化のものが溜まると脂肪として蓄えようとする体が、ラクトフェリンによって体外に積極的に脂肪を排出するようになるのです。
腸内がきれいになるとガスも溜まらなくなり、ゴロゴロも収まります。体内に入った空気はゲップやおならとしてでていくだけでなく、健康な腸から吸収されて呼気としても排出されるのです。