ラクトフェリンには、腸に届くタイプと届かないタイプがあります
まず、ラクトフェリンのサプリメントには、大きく分けて2種類のものがあります。それは、「腸まで届く」タイプと、届かないタイプです。ラクトフェリンは、胃酸や消化酵素によって分解されてしまいやすい成分です。そのため、通常はそのまま摂取しても腸に届く前に分解されてしまいます。
ラクトフェリンが小腸にまで届くと、整腸作用や内臓脂肪の減少に大きな効果があると期待されています。しかし、ラクトフェリンが胃で分解されてしまうと、小腸でラクトフェリンを吸収することができません。
したがいまして、通常のラクトフェリンでは、腸まで届くことで得られる効果が減少してしまうのではないかと考えられています。
腸に届くタイプには、耐酸性カプセルか腸溶性コーティングのものがあります。
腸まで届くタイプのラクトフェリンにも、2種類のものがあります。腸まで届くように、「耐酸性カプセル」にしたものや、「腸溶性コーティング」をほどこしたものがあります。
腸まで届くことによるラクトフェリンの効果を期待する場合には、耐酸性カプセルか腸溶性コーティングのものがおすすめです。
ラクトフェリン以外の成分も含まれています
ラクトフェリンは、乳由来の栄養成分です。このラクトフェリンを含むのが、ラクトフェリンのサプリメントです。しかしながら、ラクトフェリンのサプリメントには、ラクトフェリン以外の成分が含まれていることにも注意してください。
どのサプリメントでも言えることですが、健康効果が期待される特定の成分以外の成分が含まれていることがあります。というもの、サプリメントの保存しやすさや飲みやすさなどを考慮して、さまざまな成分が添加されている場合があります。
また、サプリメントにはカプセルタイプのものと、錠剤・タブレットタイプのものがあります。こうしたサプリメントの形によっても、含まれる成分は異なります。
また、それぞれの会社で、ラクトフェリンの含有量にも違いがあります。
腸に届くタイプかどうか、ラクトフェリン以外にどんな添加物が入っているか、ラクトフェリンの含有量、これらを確認したうえでサプリメントを選びましょう。