腸球菌ですがなかなか話では聞きますが、実際あまりわからないですよね?実はこの菌に感染すると大変重症になったりもするので、この腸球菌について詳しく菌のもたらす脅威や、働き、感染するとどうなるの?などを書いていきます。
陽球菌とは?
まず、腸球菌とは何ですが、この菌は哺乳類全般に存在する菌で、人間や動物はもちろん腸内に存在する常在菌です。
空気中(外界)で生殖しにくいのが特徴で、主に人畜の糞尿なんかで汚染されない限りは、普段手に触れることのある水や土壌に付着することは稀です。このように、腸球菌自体は自然界での増殖はあまりないので、公共用水域での糞便汚染の1つとされています。
普段生活している中で、健常者の回腸や口腔などなど分離されているグラム陽性球菌なので、病原性は比較的に低いです。
しかしながら、免疫力が低下しているときは危険で、心内膜炎や敗血症性ショックや尿路感染症など引き起こす可能性があります。
症状
さて、感染するとどうなるのかと言いますと、まず発熱や炎症を引き起こします。この時点では風邪と大差変わりなく、あまり気にならないのですが、重度になりやすいのもまた事実です。
特に、VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)では、今の抗生物質ではなかなか効果がないため、治療がとても困難なので、最悪死亡するケースも稀ではありません。それはど怖いものなので注意が必要です。
治療法
この腸球菌自体は、元は体内の菌なので抗菌剤を服用する治療ですが、あまり抗菌剤も効き目が薄く、新しく出る抗菌剤もそこまで効きめがないことから、治療は注意が必要です。
大体は血液に入り込み体内の中で広がる心内膜炎など危険な腸球菌のもたらす感染症は、セファロスポリン系の抗菌剤やバンコマイシン系低抗菌剤に、タンパク質合成を阻害するストレプトマイシンなどを加えて、二種類の抗菌剤によるダブル作用により治療するのが効果的と言われています。
まとめ
このように常に体の中に潜んでいる腸球菌ですが、ふとした体調管理を怠ったときや、衛生管理をずさんにしてしまうと、瞬く間に繁殖して体の中を汚染していきます。
ですが常に体の中に潜んでいる腸内細菌の中でも人体事態に悪さをする有害な細菌があるということを忘れないようにしましょう。これが世に聞く悪玉菌です。善玉菌や悪玉菌についてもおわかりいただけたと思います。
特に悪玉菌はよくありません。生活習慣を見直し、正しく生活することがある意味健康への近道です。しっかりとした生活リズムで毎日楽しく健康に生活しましょう。