腸炎はよくある病気だが重症化することもある

胃炎と並んで、もっともよく知られている腸炎。名前や症状はわかるのですが、正しい対処をしているでしょうか。市販の整腸剤を飲んで、治したつもりになってしまうことも多いのではないですか。

重症化することもある腸炎です。すぐ治る病と思っていてはいけません。腸炎の原因を知り、かからないようにする生活方法を見つけていきます。

腸炎の症状と対処法

まず小腸が炎症を起こし、次に大腸、場合によっては胃へと炎症が広がっていきます。嘔吐と下痢から始まり、激しい腹痛や血便になることもあります。

水のような下痢が続くと、問題になるのは脱水症状でしょう。特に小さなお子さん、高齢者などは注意しなければいけません。吐いてしまうし、下痢になるからと水分を控えているようでしたら、積極的に飲むように注意をうながしてください。

イオン飲料なども効果的ですが、ぬるめの白湯もいいです。飲むのが追いつかないようなら、入院して点滴治療を受ける必要があります。

腸炎の間は、絶食が望ましいです。症状が軽くなったら、消化のいいものを少しずつとるようにしましょう。軽度なら2。3日で快報に向かいます。

軽いものなら、市販の整腸剤を飲んで安静にしていれば治りますが、重症化すると入院が必要になります。高熱、水様の下痢、激しい痛みが続くようでしたら、すぐに病院で診察を受けることをおすすめします。

腸炎の原因

人類が誕生したときからあった病といえるほど、日常的によく起こる病気の1つです。不衛生な環境だとなりやすいのですが、現代の日本は衛生環境が整い、昔に比べて腸炎にかかることは少なくなってきました。

けれど腸炎の原因の1つである感染性のウィルスに関しては、未だに克服したとはいいがたい状況です。原因について知り、できるだけ避ける工夫をしていきたいものです。

○食中毒

腸炎の原因で一番多いものです。汚染された水や食物を、体内に取り入れた結果起こります。日本では梅雨時から真夏にかけて発生率が上がり、注意喚起されていますが、真冬でも油断できないのが食中毒の怖いところです。

生水による腸炎は水あたりと言われますが、外国では生水を飲まないように注意します。それは外国の取水設備が不衛生で、生水の中に細菌が多数存在しているからなのです。

日本でも井戸水やわき水に対して、そのまま飲むのを注意することはあります。わき水に関しては、常にわき出していて流れているものは、自然の濾過作用があり水源に問題がない限り安全です。井戸水に関しては、1度貯めてからくみ出すものですから、やはり生水で飲むと腸炎を起こすことがあります。煮沸して飲むのがいいでしょう。

菌により汚染された食べ物ですが、見分けがつきにくいのが難点です。明らかに腐敗していれば、臭いもするし見た目も悪くなっていますから避けられますが、新鮮なものでも菌に汚染されていることはあります。

・サルモネラ菌
・腸管出血性大腸(0-157)
・腸炎ビブリオ
・病原性大腸菌
・カンピロバクター

これらが食中毒を起こす原因菌の一種です。対処が遅れると命を失う危険のある菌ですが、なにより恐ろしいのは、保菌者がそれと知らずに食べ物に触れてしまうことです。

○細菌による感染

ただの食中毒だと思っていたら、細菌による感染症の場合があります。日本ではあまりみられない病気でも、海外旅行で感染する可能性はあります。代表的なものをあげてみます。

・細菌性赤痢
・腸チフス
・パラチフス
・コレラ

症状が普通の腸炎と似ているので、見過ごされてしまいかちですが、放置しておくと大変なことになります。なにより次々と人に感染しますので、疑わしいなら病院にいって正しい治療をしてもらいましょう。場合によっては、感染した人の家を保健所が調査することもあります。

○暴飲暴食、ストレスなどが原因に

日常生活の中でストレスを発散するのに、飲み過ぎたり食べ過ぎたりすることがあります。それが原因の腸炎でしたら、2、3日食事の調整をして安静にしていれば完治します。

問題なのはストレスが原因で、慢性的な腸炎になってしまうケースです。下痢が続き、栄養状態が悪くなるだけでなく、常にトイレの心配をしていなければいけなくなってしまい、日常生活に支障が起こりますから、治さなくてはいけません。

病院で診察を受けましょう。病院での投薬が効くことがあります。問題を解決して、健康な食生活を送れば症状は改善されます。

腸炎をひどくさせない腸に

あなたの腸内フローラは生き生きとしていますか?腸内フローラが活性化していると、腸炎に対抗する力となります。

人間は普通に暮らしていたら、毎日山ほどの雑菌に触れることになります。防止策として有効なのは、石鹸による手洗いやアルコール消毒ですが、それだけで雑菌をすべて防げるものではありません。

腸内に入った雑菌、いわゆる悪玉菌ですが、腸内環境が整っていて善玉菌が大量に常駐していれば、すぐにやっつけてくれます。ですから普通の雑菌でしたら、軽い下痢ていどですんでしまうのです。

善玉菌が少ないと、わずかの雑菌でも腸炎を起こしてしまい、苦しい思いをすることになります。社会人なら大切な会議とか、学生ならテストのときとかに腸炎を起こすと、大変面倒なことになってしまうでしょう。

善玉菌を増やすために、ラクトフェリンで腸内環境を整えておきましょう。慌てて整腸剤を飲むよりも、毎日、腸にいいサプリメントをとることで、腸を鍛えておくのです。

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