腸の洗浄 洗うことによる利点と注意点

腸を洗うことは、病院やエステサロンなどでおこなってくれます。ただ人にやってもらうとなると、かなり恥ずかしいことになるのは覚悟しなければいけません。料金は保険適用外で、1万円から2万円です。

病院やサロンでは、1度でなく複数回おこなうことを推奨しています。そうなるとかなりの金額になってしまいますが、それだけの価値と意味はあるのでしょうか。腸内洗浄について、改めて考えてみます。

浣腸との違い

ひどい便秘なら、最終的に浣腸をすることになります。この浣腸の1回の使用量は、薬液で多くて50mlです。即効性があるので、浣腸をするとだいたい10分前後で排便が可能です。

浣腸の量はそれほど多くないので、直腸の入り口付近から少し入ったところまでを、刺激することになります。それに比べて腸内洗浄は、大腸のほとんどを洗うことが可能です。

浣腸はあくまでも非常手段で、どうしても今排便しておく必要があるときに限り、使用するものです。それに比べて腸内洗浄は、もっともよい日を選んでおこなえます。

腸内洗浄の利点

1度にすべてを洗い流せます。腸壁にこびりついていた宿便や、蠕動によってもあまり動かなかった老廃物が、きれいに流されてしまうのです。人によっては、腸内洗浄後、3キロから5キロ、体重が落ちるほどです。

腸内がきれいになることで、リセットして新たな美腸を作れます。新陳代謝がうながされ、その結果美肌になります。さらには脂肪の燃焼率もあがるので、痩せやすい体になるでしょう。

自分の都合のいい時間におこなえます。自宅でおこなう場合は、出かける予定のない休日などがいいでしょう。

自宅でおこなえば費用はそんなにかかりません。専用のキットを用意すればいいだけです。

腸内洗浄の欠点

洗い流すときに、せっかく腸内フローラで育てた善玉菌まで、きれいに洗い流してしまうことになります。悪玉菌も減ってはいますが、急いで善玉菌を補給しておかないと、わざわざ洗浄までした意味がありません。

毎回腸内洗浄に頼っていると、自然な便通がなくなってしまいます。蠕動が弱まり、また洗わないと便がでなくなってしまうのです。ですからあまりまめにおこなうことはおすすめしません。

腸内を傷つけるおそれがあります。施術者が未熟だと、腸壁に傷を作ってしまうことがあります。するとそこに悪玉菌がとりついて、腫瘍となる可能性もありますから、注意しておこなうべきです。

自宅でもできる洗浄キット

毎回病院で高いお金を払わなくても、自宅でできるキットがあります。しかし不慣れなことをやるわけですから、腸内を傷つけないように十分な注意が必要です。

○自宅でやる方法

キットを購入します。中に入れるのは体温と同じぬるま湯です。食塩水を使ったり、コーヒーを注入する洗浄法もありますが、最初は1度煮沸したぬるま湯で十分だと思います。1度に用意する容量は800ml~1000mlです。そのすべてを入れる必要はありません。

トイレの高い位置にキットの袋を吊り下げ、便座に座ってからホースの先端を肛門内に差し込みます。4センチも入れば十分ですが、このときに傷つけないように注意します。

ホースの留め部分を外し、体内にぬるま湯を入れていきます。限界を感じたら、すぐにそこでぬるま湯の注入を止めましょう。

いきなり便意を感じたら、排便してしまってもかまいません。余裕があるようなら1度トイレをでて、横になってのの字マッサージをしてみます。10分ほどがまんできれば、かなり効果が高まります。

そうしているうちに、確実に便意が起こって、トイレに駆け込むことになるでしょう。最初のうちは、何度か便意を感じることがあります。そのたびにトイレで、排泄してしまうといいでしょう。

腸内洗浄はどうしても必要なのか

ひどい便秘で悩んでいる人には、素晴らしい方法だと思えます。けれど腸内洗浄を試すまえに、別の便秘対策をまずおこなってください。

蠕動をうながすマッサージ、ヨガによるインナーマッスルの強化、ラクトフェリンなどのサプリメントによる善玉菌の活性化。自然に排便をうながすこれらの方法を、十分にためしてみましたか?

腸内洗浄はたしかに便秘に効果があるでしょう。新陳代謝も高まるかもしれません。しかし自然に生きる生きものの中で、毎回人為的に排泄をしている生きものはいません。

自律神経によって自然な排泄を体はうながしてくれています。わざわざ外部から水分を注入して、無理に排泄をすることで体は喜んでいるのでしょうか。

実践されている方は、利点をたくさんあげています。けれどその利点は、他の方法で美腸にしても同じように効果があるものです。

なにより残念なのは、せっかく育てた腸内の花畑である腸内フローラが、毎回大洪水で押し流されてしまうことです。すぐに新しい菌が育つといいますが、はたしてそうでしょうか。

腸内フローラはその人だけのものです。同じ腸内フローラの人はいません。そこまで育てた腸内環境を、大切にしていくべきではないでしょうか。

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